水風船

「はい。
 1万円
 よかったら
 携帯教えてくれる?」

あたしは
1万なんて安いとおもった
けど
生活はできる・

もっと高い奴なんか
10万とか
はらってきたら

こんなおっさんやだった
「ごめんなさい・」

「そっかー」

いつのまにかおっさんは
寝ていた

あたしはそっから
飛び出して

道路にでた

家まで走った・