ぼくの太陽 きみの星

「…え?」

「テニス部だったでしょ?」

「……うん。もう3年で引退したけど」

「やっぱり。

ほら、バスケ部と場所近いから、テニス部って。

派手なプレーする人だから覚えてる。

……いつも女の子が何人も見に来てキャーキャー言ってた人だと思う」


あたしはうなずいた。


うん、きっとそう。

派手な個人プレーは鷹耶の得意分野。


妹、苦労してます。



琢磨くんはつぶやくように言った。


「あんなお兄さんがいるんだ……」

「……」

「そりゃリラックスできないよね」

「………」

「ぼく、さっきすごく無神経なこと言ったかも。ごめんね、未怜ちゃん」

「……ううん」


(そういう心配してくれるんだね)


健全な琢磨くん。

あたしたちの関係なんて、きっと想像にも及ばない。