もう、本当に最悪。


結局あの後、先生に呼び出されて1時間位説教をされた。

しかも、今日の放課後1人で、資料室の掃除をしなければならなくなってしまった。



しかも、あの悪魔がこの学校のアイドル?!

初耳なんですけど!

いや、でもまだ人違いかもしれないし。




「 で、結局成瀬隼人の事好きなの? 」

「 有り得ない。むしろ嫌い。 」




今度は先生にバレないように、小さな声でそう言った。




「 トキメキ感じたんじゃなかったの? 」

「 だーかーら、あれは気のせいだったんだって言ったでしょ 」




いつもは無表情の亜子がなぜか楽しそうに私を見ている。

……こいつ、楽しがってる。