初めて会ったのに――・・・


初めて話したのに――・・・



どうしてそんなに
あたしのために
真剣に考えてくれるの?


風俗にさせる事が実際の本当のねらいでも…

すっごく、嬉しい。



紀伊斗のかっこいい顔を近づけられて、


そんな言葉言われたから
あたし顔が真っ赤になった・・。


だから、手で顔を覆ってバレないようにした・・。


「頑張ってみるよ」


ほんとに小さな声で
言ったから、

聞こえなかったかもしれない。


けど紀伊斗は仰向けになっている私を

そっと抱きしめて

『頑張れ。』

と耳の近くで呟いてくれた。



どきどきどきどき…


胸の高鳴りが、

抑えきれない。


でもあたしは未音君が好きなのに・・・。


どうして―――!?