旧校舎に 一人取り残こされ 私は動けずにいた。 体中には無数の 傷跡があり長かった 髪も切り刻まれて 着ている制服も無惨な 状態だった。 傷付けられた身体と 心が痛くて 涙だけが止め処なく 溢れ落ちた。 (ごめんね、赤馬…。) (私、もう会いに 行けないかも…。)