アイツは俺が 拘留されてから 毎日、面会に来た。 「明日、判決が出る そうよ。」 「そうか… なぁ聞いてもいいか?」 「いいわよ、何?」 「俺に兄弟いるの 知ってるか?」 アイツは明らかに 動揺したが、ゆっくり 口を開いた。 「知ってるわ… お父さんが前に 付き合っていた人 なんだけど 別れてから子供が出来た 事が分かったんだけど 妊娠してる事に 気付くのが遅くて 六ヶ月だったそうなの」