Wrath~止まらない怒り~




「何でって仲間だから。
それに怠から話し
聞いて心配で
いてもたっても
いられなかったんだ。」



太の言葉が素直過ぎて
俺の心に
ストンと落ちた。



仲間…その言葉は
素直に嬉しかったが
でも、何処か
信じられない言葉でも
あった。


「俺は人殺しだ。
それでも仲間なのか?」


「当たり前だろ。
色々あったの知ってるし
それに赤馬の優しい
所もたくさんあるのも
知ってる。」