私は鏡台の引き出しから
ずっと仕舞っていた
封筒を取り出した。


それは亡くなった
夫が赤馬に
残した手紙だった…。



本当はもっと早く
渡すべきだったのに
赤馬と向き合う事から
逃げてた。



でも、これからは
赤馬とちゃんと
向き合わなくちゃ。


今更だけど
遅すぎたけれど私は
そう決め手紙を
握り締めて警察署へと
向かった。