暗い闇の中、
痛みと寒さに堪え
身を縮め、蹲って幸せだったあの頃の夢を
見ていた。


『赤馬、自分の役割を
見つけるんだぞ。』



『分かったよ、父さん。』


優しくて、大きな手
いつも頭を撫でてくれ


その度に心が温かくなり自然と笑顔が零れる。



『父さん!雪だよ、雪が積もったよ。』