病院に着き まだ乱れた呼吸の まま怠に電話する。 《ハァ…っ…今着いた。 何処にいる?》 《東棟、三階の… 一番奥の部屋だ。》 聞き終わると 携帯を閉じ急いで 向かった。 ガラッ! 勢いよく扉を 開けると青白い顔をした 鏡花がベットに 横たわっていた。 俺は信じられない 光景に取り乱し傍に 座っていた 怠の肩を掴み 問いただした。 「どうしてだ…? 怠、説明してくれ!!」