あたしは台所へ 行きコップに水を 注ぎテーブルに置いた。 「今、薬も切れて 落ち着いているから 一つ教えてあげる この一週間あなたの 行動は全て 記録しているわ…」 「…えっ」 「焔は赤馬にその記録を見せるつもりよ。 そんなの嫌でしょ? だってあたしだったら きっと… あなたに渡したい物が あるの…。」 あたしはバックから 瓶を取り出しテーブルに 置いた。 「睡眠薬よ… 知り合いに頼んで 貰ってきたの。 でも決めるのは あなただから、ゆっくり 考えてね。」