押さえてた二人は
私から離れ
部屋を出て行った。


暴れ叫び疲れた
私は、ただ…
涙だけが止め処なく
溢れた。



けれど…
これだけで
終わらなかった。



焔君は、もう片方の
手枷を私に付けた。


「鏡花、お楽しみは
これからだよ…。」



薄く不気味な笑みを
浮かべ馬乗りになった。


「ゃだ…焔君…
お願い…っ…止めて…」