「ねぇ…
誰か焔知らない?」


「知らないです。
でもオレ色さんの為に
探してきますよ!!」


「「オレも!!」」


まぁ使えるモノは
使わないとね…。



「そうね、一番に
焔を見つけてくれた
人にはご褒美を
あげようかしら…」



甘い声で、そう言うと
男達は目の色を
変え我先にと
探しに散って行った。



あたしは、いつもの
場所で待とうと
薄暗い階段を上がった。