王の力強い思いが 目に現れ俺は たじろいでしまった。 仕方なく王の後ろを 付いて行く。 向かった先は誰も 寄り付かない旧校舎… 近場の教室に入り 王は無造作に 置いてある椅子へ腰を 下ろし口を開いた。 「俺がお前に話しが あるなんて 何だって顔してるな?」 「あぁ…つか話しって 何んだよ?」 「分かった、結論から 言おう…。」 「赤馬の女だが お前、本気で 好きじゃないだろう?」