学校へ着き俺は 教室に向かったが 鏡花の姿はなかった。 校内を探し周るが 見つからず 溜まり場だった屋上へ 駆け上がると そこには… 赤馬がいた… 乱れた呼吸を整え 俺は赤馬に 掴み掛かった。 「っ…テメェ 鏡花を 何処へやった!!」 胸倉を掴み睨みつける 俺を赤馬は 顔色変えずポケットに 手を入れたまま 真っすぐ見つめていた。