†怠 目線†



あぁ、面倒くせぇ…。


飯を食うのも
呼吸するさえ嫌になる…


滅多に鳴らない
機械音が
耳に届き更に嫌になる…



けれど俺は、表情された
ディスプレイを
見て慌てた。



着信相手は
愛おしいあの人
だったから…。



《もっ…もしもし。》


《怠、あ・た・し♪》


甘く色っぽい彼女の
声に心臓が
騒がしくなる。


《あぁ、もちろんだ。
色、どうした?》