目には涙を溜めて
鋭く俺を睨みながら
そう言い切った。



俺は、そのまま
アパートを飛び出した。



あの女の言葉が
憎くて…悲しくて…
悔しさが
胸に重く、突き刺った。



何故、あの女に
言われた事がこんなにも
苦しくなるのか
分からなかった…。



苦しみと痛みから
ただ逃れたかった一心で
悪魔の薬に初めて
手を付けてしまった。


その薬は
嫌な事を全て
忘れさせてくれる…


けど、効き目が
なくなる時…
孤独感と罪悪感が
押し寄せた。