「敦稀。…しばらく距離置こう」 敦稀と別れること…。 それが一番いいと思った。 直接は言いづらいし、忙しいだろうから留守電にそれだけ入れた。 「ふぇ…!敦…稀…!」 電話を切った後は涙が枯れると思うほど泣いた。 留守電を入れてから数日。 明日はもう敦稀のLIVEの日。 その日の夜、敦稀からメールが入っていた。 『明日のLIVE。絶対来てくれ。お願いだから。 敦稀』 …LIVE。 それくらいは行っておこう…。