「そんな事はどちらでも構わないっ!!」
声を張り上げてあたし達のやり取りを止めたのは、校長先生だった。
「君達の処分は……充分に検討した上で言い渡します。それまで、君達は自宅謹慎だ……」
ワナワナと体を震わせながら拳(コブシ)を握っている校長先生は、あたし達を睨みながら呟くように言った。
「はい……」
あたしは小さく返事をしてから頭を下げ、担任と上杉先生と一緒に校長室を後にした。
「須藤、荷物を持ってすぐに帰宅しなさい……。上杉先生は僕と職員室に……」
明らかにショックを受けている様子の担任に頭を下げてから、上杉先生をチラッと見た。
先生はほんの一瞬だけ微笑むと、踵を返して歩き出した。
先生……
大丈夫だよね……?
言葉に出来ない不安を抱いたまま、仕方なく教室に向かった。
声を張り上げてあたし達のやり取りを止めたのは、校長先生だった。
「君達の処分は……充分に検討した上で言い渡します。それまで、君達は自宅謹慎だ……」
ワナワナと体を震わせながら拳(コブシ)を握っている校長先生は、あたし達を睨みながら呟くように言った。
「はい……」
あたしは小さく返事をしてから頭を下げ、担任と上杉先生と一緒に校長室を後にした。
「須藤、荷物を持ってすぐに帰宅しなさい……。上杉先生は僕と職員室に……」
明らかにショックを受けている様子の担任に頭を下げてから、上杉先生をチラッと見た。
先生はほんの一瞬だけ微笑むと、踵を返して歩き出した。
先生……
大丈夫だよね……?
言葉に出来ない不安を抱いたまま、仕方なく教室に向かった。



