蝶々結び

あたしの予備校の時間に合わせて、ファミレスを後にした。


「これからどうするの?」


あたしが尋ねると、優子は携帯を開いた。


「う〜ん……。家に帰ってから、自転車でバイト行くよ!」


「そっか。バイト先、家の近くなんだっけ?」


「うん、家から自転車で5分♪学校から距離あるから、絶対にバレないしね!」


優子はそう言うと、ニッコリと笑った。


うちの学校は、バイトは禁止になっている。


実際は、半分くらいの生徒がバイトをしているんだけど…。


「プリント、明日返すね!」


優子にそう言われて、あたしは苦笑した。


「明日は、生徒会の用事で学校に行くから……」


「えっ?そうなの?」


「うん」


そうは言ったものの、本当は資料を片付ける為に個人的に行くだけなんだけど…。