ファーストフード店の入口の手前で立ち止まって、白田君の返事を待った。
「……もしかして、マックは嫌いっスか?」
「えっと、そうじゃないんだけど……」
『誰かに見られたくない』とは何となく言い辛くて、言葉を濁してしまった。
「じゃあ、駅前のファミレスはどうっスか?」
そこにも、きっとうちの生徒がいるよね……
「この時間は……うちの生徒でいっぱいじゃないかな……」
あたしは戸惑いながらも、遠回しに小さな声で言った。
白田君は少しだけ考えた後、またあたしの手を引いて今来た道を歩き始めた。
「どこ行くの?」
「まぁ付いて来て下さい♪」
そう言った白田君は、交差点の手前の角を曲がった。
てっきり学校に戻るのかと思っていたから益々不思議に思って、同時に少しだけ不安も感じていた。
「……もしかして、マックは嫌いっスか?」
「えっと、そうじゃないんだけど……」
『誰かに見られたくない』とは何となく言い辛くて、言葉を濁してしまった。
「じゃあ、駅前のファミレスはどうっスか?」
そこにも、きっとうちの生徒がいるよね……
「この時間は……うちの生徒でいっぱいじゃないかな……」
あたしは戸惑いながらも、遠回しに小さな声で言った。
白田君は少しだけ考えた後、またあたしの手を引いて今来た道を歩き始めた。
「どこ行くの?」
「まぁ付いて来て下さい♪」
そう言った白田君は、交差点の手前の角を曲がった。
てっきり学校に戻るのかと思っていたから益々不思議に思って、同時に少しだけ不安も感じていた。



