蝶々結び




《To,優子
久しぶり!
明後日、帰るよ♪
   From,七星》





優子にメールを送信して、夕食を食べ始めた。


祖母の料理をまたしばらくは食べられなくなると思うと、少しだけ寂しかった。


「明日の夜は、ご馳走作ったるからね!」


「うん♪」


「七星は、何が食べたいんや?おじいちゃんが何でも買って来たるで!」


「何でもイイよ♪」


出来るだけの笑顔を見せて、祖父母と話をした。


「七星、創太君にも帰る事言うときなさいよ!」


「わかってるよ」


そう言った母に返事をした後、寝室に戻った。


携帯を開くと、優子から返事が届いていた。





《To,七星
本当に?
夏休み中に会える?
会えたら嬉しいなぁ
    From,優子》