部屋に入るあいつに続いて、ドアが閉まる前に俺も部屋に滑り込んだ。 「あ〜ー…」 あいつは鞄をベッドに投げ付けて、乱暴にそこに寝転んだ。 俺は部屋を見渡して、机の上に置かれたそれを見つけて、思わず走り寄った。 これ…。 修学旅行の時の写真だ。 こんなん、置いてんだ。 俺は思わず嬉しくなる。