危険な同居生活

しかし、まだ二人は言い争いが続いていて、その事に気づいているのは俺だけ。


ヤバい。ヤバい。



「二人共!話は後にして、今は逃げるよー!」



警官のコスプレ軍団に指を差して、俺はそう二人に告げた。


ミサさんは、ハイ!と頷いてくれたのだが、ミカという女性は……



「ダーリン!ミカは、ダーリンを守ります!あの人間達を葬りまーす!」



俺の顔に、自分の顔を近づけ、軽くウインクしてそう言うミカという女性。



「ダメだって!いいから、逃げるよ!」


俺は、二人の手首を軽く握り、警官達とは逆の方向へと走って逃げる。



若干、一名は、文句をブツブツと漏らしてはいたが、状況が状況なだけに俺は聞く耳を持たずに、ただ走る。



時折、後ろを振り向いて距離や状況確認も怠らない。


さっきの自首しようは、取り消しますから、これ以上、追って来るなと何度も心の中で、その言葉を流し続けた。