危険な同居生活

「ミカ!親に会いたいんじゃなかったの!早く、その男を抹殺しなさい!」



容赦ない荒れた言葉が俺達に向かって放たれた。女性の表情を見なくても、激しい苛立ちを感じているのが分かる。



力いっぱい抱きしめても、震えは止まる所かどんどん激しいモノへ変化していく。


「ミカ、親に会う為に悪魔になったんでしょ?これが終わったら、やっと会えるんだよ?早く…」



「もう、嫌!これ以上、誰かが傷つく姿なんて見たくない!」


俺の手を優しくはねのけて、ミカさんはゆっくり立ち上がった。


今の言葉は、ミカさんのホントの心の叫びだと俺は思った。


「なんだい、その目は?私に勝てるとでも思ってるの?」



余裕の笑みを浮かべる女性と、強張った表情で睨みつけるミカさん。


両者は、全く正反対の面持ちで睨み合う。


「ミカさん!ダメだ!危険過ぎます!」


ミサさんを一瞬であんな姿にさせるほどの力を持っている相手だ。ミカさんでも、危ないと察知した俺は、腕を掴み止めに入った。