逃げずに俺達と一緒に居た黒服の男の声だった。
何もできないなら、せめて連れ運ぶぐらいはと、ミサさんをお姫様だっこで抱え持ち、
男の言う通りに、店の中へと一旦戻った。
「お客様、この方は、私が命に代えてもお助けいたします!お客様は、あちらの方の方へ!」
どこか強さをヒシヒシと感じさせるほどの力が込められた目で俺に訴えてくる。
俺はその目を信じて、ミカさんの元へと駆け足で戻っていく。
「ミカさん!」
戻るとすぐにミカさんのそばへと俺は無事にたどり着く。
全身を震わせ、微かに聞こえるような声で何度も呟くミカさんの声。
「またミカが悪いんだ…またミサを苦しめてる…」
頭を抱えて何度も自分を責めるミカさんに、俺は無我夢中で抱きしめていた。
「ミカさんのせいじゃないよ…すべては、俺の責任です!」
そうだ。俺が漢字ドリルさえ無くさなければこんな事にはならなかったんだ。
こんな時でさえ全く関係のない漢字ドリルの事が頭をよぎらす俺はホントの馬鹿だ。
何もできないなら、せめて連れ運ぶぐらいはと、ミサさんをお姫様だっこで抱え持ち、
男の言う通りに、店の中へと一旦戻った。
「お客様、この方は、私が命に代えてもお助けいたします!お客様は、あちらの方の方へ!」
どこか強さをヒシヒシと感じさせるほどの力が込められた目で俺に訴えてくる。
俺はその目を信じて、ミカさんの元へと駆け足で戻っていく。
「ミカさん!」
戻るとすぐにミカさんのそばへと俺は無事にたどり着く。
全身を震わせ、微かに聞こえるような声で何度も呟くミカさんの声。
「またミカが悪いんだ…またミサを苦しめてる…」
頭を抱えて何度も自分を責めるミカさんに、俺は無我夢中で抱きしめていた。
「ミカさんのせいじゃないよ…すべては、俺の責任です!」
そうだ。俺が漢字ドリルさえ無くさなければこんな事にはならなかったんだ。
こんな時でさえ全く関係のない漢字ドリルの事が頭をよぎらす俺はホントの馬鹿だ。


