危険な同居生活

賑わいが戻ってきた店内。


俺達はとりあえず、大きな穴が空いた席へと案内された。


いつもの特等席というかなんというか。


そこからは相変わらずの外に丸見え状態だから、恥ずかしいんだけどね。


「すいません、従業員は現在、私しかいないもんですから少し時間がかかるかもしれません…ご注文は?」


一人で切り盛りしているんだ。大変だな。額には汗がびっしょりだし。


もちろん、俺達はチョコレートモヤパフェを注文した。


黒服の男は、頭を軽く下げて厨房へと消えていく。


ガヤガヤと人の声が聞こえてくる店内。


「賑わいが戻って良かったですね……」


と二人に話しかけたけど、二人は俺の話しなんて聞こえていないように感じた。


「ミカさん?ミサさん?」


二人の視線は、俺を通り越して、家族で来ているテーブルへと向けられていた。