危険な同居生活

「それに拍車をかけるようにプラスさせたのが、ミカの存在なの…」


唯一の同じ思いを抱いていたミカさんの悪魔への転身。


「ミカが悪魔へと染まり始めた頃には、もっと酷い事をされていたと思う…悪魔の家族だと罵られたりもしたと思う…」


徐々に、ミカさんの声は震えだし、所々で手に力を入れて悔しがる姿が印象的に映った。


「ミカのせいで…ミサの居場所が……」


もう言葉にならないミカさんの声は、涙で滲みぼやけていく。


そんなに、自分を責めないで


「ミカ、あなたのせいじゃないよ!」


俺が言葉を紡ごうと口を動かすのと同時に、玄関のドアが勢いよく開きミサさんが現れた。


額に汗を浮かべたまま、買い物袋を玄関に置き去りにし、今にも泣きそうな表情で、ミカさんの元へと駆け寄った。