危険な同居生活

5歳の頃に突然姿を消した二人の両親。


それから二人は、天使の世界と悪魔の世界へと踏み入れて行ったのだとミカさんは言う。


元々、二人は天使の世界で暮らしていた。


しかし、両親との別れを機にミカさんは両親と暮らした天使の世界が嫌になり悪魔の世界へと堕ち今に至る。


そして、二人は別々の世界で生きる道を選んだ。


幼い子供を平気で見捨て、何とも思わないのか?


話を聞いているうちに、俺の心に憤りが沸々と込み上げてきた。


そんなトラウマがあったんだな。


話が終わると、ミカさんは俺の背中から離れて、ゆっくり立ち上がった。


そして、俺に顔を見せないように背中を向ける。


時折、手を顔の位置に動かす仕草を見ていると泣いていたんだと初めて気付いた。