危険な同居生活

いけない、いけないマイナスに考えるな俺。


激しく頭を横に振り過ぎたせいか、クラクラと一瞬、目眩が俺を襲う。


弱った俺の姿を見るやいなや、ミカさんはチャンスとばかりに俺に近づき、



「ダーリン大丈夫?ミカがキスして治してあげるー!」


その声のおかげで、一瞬にして正気を取り戻す事に成功。


「大丈夫です!大丈夫ですからー!」


ちょっとでも油断したら、俺のファーストキスを奪われてしまうな。


苦笑いを浮かべ、大丈夫な事を伝えると明らかな舌打ちが聞こえた。


「私、ちょっとお昼の買い物に行ってきます」


この二週間でミサさんは、食料調達の技をマスターしていた。


いつもすいませんと財布から諭吉さんを一枚手渡すと、ミサさんはニコっと笑って外へ出掛けて行った。


ミサさんが笑うと、なぜか俺は嬉しい気持ちになっていく。