「戦争は何があってもしちゃいけない。改めてそれを感じることができた」



先生は、空を見上げた。



その視線の先には、たくさんのかわいい生徒達がいるんだろうな。




日本で先生を待っている生徒達。



本当に先生のホームルーム素敵だから。


こっそり忍び込みたい気分。




「じゃあ、今からは楽しむぞ」



先生は私の手を引っ張って、走り出した。



街を散歩しながら、写真を撮ったり、店に入ったりした。




夕食までまだ時間があるので、部屋でゆっくりすることにした。




エレベーターの中で、先生が特大のあくびをした。



「あぁぁあ~」



涙目になる先生。



「疲れたね。ちょっと昼寝でもしようね」


先生は、寝かせるわけないだろと言って、私の肩に手を回した。


でも、目がトロンとしていて疲れた表情をしていた。


朝から予定がぎっしり詰まっていたからね。



ベッドでマッサージでもしてあげようかな。