「できたよ~」
テーブルの上に置かれていた料理の本。
『旦那さまに喜ばれるクッキングレシピ~新婚編~』
直は、恥ずかしそうにその本を隠した。
直、かわいい。
「おお!うまそう!」
白とブルーのストライプ柄のランチョンマットが2枚。
お揃いのグラス。
お揃いのお茶碗。
結婚して最初のメニューは……
肉じゃがだった。
「男が喜ぶ料理は、やっぱり肉じゃがでしょ?」
直は、俺に肉をいっぱい入れてくれていた。
「そうだな~!肉じゃがって男は自分で作らないから」
俺は、いただきます!と言ってから、大きなじゃがいもを口へ運んだ。
口の中でとろけるようなじゃがいも。
「どれくらい煮詰めたら良いのかわからなかったの」
直は、ちょっと煮過ぎてしまったと言ったが、やわらかくてとても美味しかった。

