やっと用意を終えて、部屋を出た。 エレベーターの中で、直の顔を覗き込む。 「お~い!まだ怒ってんのか?」 俺は、直の肩に手を回し、頬にキスをした。 「あ、笑った。ごめんな、直。許してくれる?」 直は、頬を少し膨らましながら笑った。 向かい合って、バイキングの朝食を食べた。 隣のテーブルには、弟の誠人と、直の姉の奈美がいた。 そのもうひとつ向こうのテーブルには、俺の両親と、直の両親。 チラチラとこっちを見るみんなに、俺と直は顔を赤くした。