白いジャージ4 ~先生とlove life~




先生と暮らしたいと願う娘さんのことを思うと、私は素直に先生からの愛を受け止めることができなくなった。



身を引く、なんてかっこいいものじゃないんだけど、私は先生に別れを切り出した。



先生に別れを告げたあの夜。

まさか、こんな幸せな未来が来るなんて思っていなかった。





「直が奥さんかぁ」


先生は、自分の左手の薬指の指輪を見つめて、その手で私の左手を握る。



「先生が旦那さんなんだね」


先生の指輪と私の指輪が寄り添う。




私は窓の外の景色を見ながら、先生の手の温もりを感じていた。




「直、何見てんの?」



突然頬にキスをされた。