私は、先生に手を引かれるまま部屋から出た。 まだドキドキしている私。 先生はそんな私を見て、目を細めて笑った。 ホテルを出た。 そして、私と先生はグアムの街を歩いた。 日本人が結構いて、時々ここが日本じゃないかと錯覚してしまう。 指を絡ませて、肩を寄せ合い、ゆっくり歩いた。 私も先生も黙ったままだった。 こんなにくっついて街を歩いたことって、なかったね。 この幸せな気分を長く味わっていたくて、ゆっくりゆっくり歩いた。