「これからはひとりで悩むなよぉ。何の為に俺がいると思ってんの?」



「先生…… 惚れちゃうよ」



「抱いてやろうか?」



「先生ならいいかな…… なんて」





少しすっきりした表情のたっくんの頭をバシっと叩く。




いつになるのかわからない。


今すぐ迎えには行けないとたっくんは言った。




自分なりにしっかりと考えて、納得が行くまで悩めばいい。




きっとな、中田はいつまでも待ってくれているよ。


だけど、あんまり遅くなるなよ。


中田を早く幸せにしてやってくれ。





俺は直が大事だから、悩んでいる直を見るのも辛いから。






-先生目線END-