白いジャージ4 ~先生とlove life~




各駅停車の電車の中。


クーラーが効いていて寒いくらいだった。



いつだったかな。


こんな風に空いている電車の中で、キスをしたね。




またこんなことを思い出してしまう。


終わったんだから。

たっくんはもう私の彼氏じゃない。




『今日はたっくん何してるかな』って毎日考えていたけど、もうそれも終わり。


たっくんはもう、私には関係のない人になるんだから。



ブレスレットに触れる。


思い出のブレスレットは、まだ私とたっくんが別れたなんて認めたくないみたい……


だからしばらく外せない。




溢れ出てくる涙は、頬を伝い、スカートを濡らす。



電車の窓から見える街の灯りが、イルミネーションみたいにキラキラと輝いて見えた。





電車が停まる。


私は降りて……


改札を通り……




今日は歩いて帰ろう。


バスに乗らずに、歩こう。