直が、自分から先生に別れを告げたときのことを思い出した。
あの時、直は……
怖かったんだろうな。
ただの『先生』と『生徒』になってしまうことが。
愛って何なんだろう。
永遠って何?
たっくんと過ごした時間が長すぎて、別れた後のことが想像できないよ。
今年の夏は、私はどう過ごせばいい?
海に行きたいけど、誰と行けばいい?
花火大会も毎年たっくんと行ってたのに。
ねぇ、たっくん。
たっくんは、今どんな気持ち?
怖くない?
明日から、私はどうやって生きていけばいいのかわからないよ。
「ごちそうさま~!!」
いつものように、笑顔でお礼を言う。
ラブラブなカップルのように仲良く店を出て……
駅まで一緒に歩く。
一歩一歩踏みしめて。
さよならへ……
一歩ずつ近付いていく。

