白いジャージ4 ~先生とlove life~



「最後……なんだね」



「最後ってそういう意味じゃないんだけど、ごめん…… 別れるにしてもやり直すにしても、今日で一度気持ちに区切りを付けたいなと思って。この気まずい状態は今日で最後って言いたかった」




慌てて、弁解してくれるところが優しいね。


きっとたっくんは、今日で別れるって決めてここへ来た。



「たっくん、今幸せ?」



「幸せだよ、とは言えないかな。仕事のことも、恋愛のことも答えが出ないまま……自分で自分がよくわからない」



「私……たっくんのこと支えられないかな」




たっくんは、グラスをじっと見つめたまま瞬きもせずに何かを考えていた。




「ゆかりを苦しめてる気がする」



「苦しくなんかないよ…… でも、たっくんが苦しいなら、私はもう一緒にいない方がいい」




こっちを見て。


たっくん、私を見て。




ゆっくりと顔を上げたたっくんが、大好きな笑顔で言った。



「それがいいのかな。絶対後悔するってわかってるのにな。ゆかりのこと、大事にしてないもんな、俺……」



それがいいのかなって言った。


一緒にいない方がいいってことだよね。