白いジャージ4 ~先生とlove life~





「ゆかりは悪くないよ。俺が、悪いんだ」



もうこの顔を見ることができないんだと思うと、瞬きをするのも惜しいくらいだよ。



最近、こうしてじっくりたっくんを見ることもなかったね。


ずいぶん、大人の顔になった。


たくましくなった。




初めて出会ったあの日とは、全然違う。




男になったね、たっくん。


その成長をずっと隣で見ていたかったよ。




おじさんになって、お腹がぽっこり出ちゃったたっくんとか……



髪の毛が薄くなって、必死で育毛剤使ってるたっくんとか……






ずっと隣で見ていたかった。








「今日は、最後だから…… いっぱい食って、いっぱい話そうな」





たっくんは、笑顔でそう言った。




今、はっきりと『最後』って言った。




もうたっくんの心の中では決まっているんだ。



『ゆかりはどうしたい?』って聞いてくれるような状況じゃないんだね。