たっくん。
本当に、今日でお別れになっちゃうのかな。
「今日は、飲まずに話そう」
そんなことを言うたっくんに……
ただただ「好き」が溢れてくる。
終わりだね。
飲まずに話すなんて。
もう……
さよならだね。
後悔ばかりだよ。
たっくんは最高の彼氏だったのに。
私は、たっくんが1番辛いときに、たっくんを支えてあげられなかった。
ごめんね。
たっくん。
嫌いにならないで。
私はこんなに誰かを愛すことはもうないから。
だから、どうか嫌いにならないで。
たっくんの心の中に 「1番好きだった彼女」として置いておいて欲しいの。
「ごめんな。寂しい想いばっかりさせて」
テーブルに肘をつき、私の目をじっと見つめながらそう言った。
だめ。
泣いちゃだめ。
「私の方こそ……ごめ……んなさい」
我慢しても涙が止められない。
不思議な気持ちだった。
明日から、他人になるのかなって思うと、涙が止まらないんだ。
もう家族みたいな、それくらいの存在だったんだよ。
たっくんと一緒にいる時間が長くて、たっくんのことは自分のことのようにわかっていたし、たっくんも同じように私をわかってくれた。
……はずだった。

