白いジャージ4 ~先生とlove life~



『お別れ』なんだね、私達。



直と先生みたいになりたくて、頑張ってきた。


でも、やっぱり私達には無理だった。




直なら、きっと……


仕事で大変な先生を支える為に、自分の気持ちを我慢して尽くすんだろうな。




私はいつも自分のことでいっぱいだった。


常に「私はどうなるの?」って心の中で考えていたのかも知れない。



いい彼女ぶっていたけど、ちっともいい彼女じゃなかった。



自分の幸せを最優先に考えていた。




だから……


だから、こんな終わりを迎えてしまった。




待ち合わせの居酒屋の前。


スーツ姿のたっくん。


直が先生のスーツ姿が好きだとよく言っているせいか、私もたっくんのスーツ姿が大好きになった。


ちょっと疲れた感じで、ネクタイを緩める仕草が好きだった。



たっくんは、店の前に立っていた。


ポケットに片手を入れて、もう片方の手には重そうなビジネスバッグを持っている。




そんな悲しい顔しないで。



もう会えないみたいな顔しないで。