白いジャージ4 ~先生とlove life~




真っ白な便箋に書かれたラブレターは3枚もあった。


宝物だよ、先生。




退場の時、やっとお姉ちゃんの姿を見つけた。


後ろの方で隠れていたようだ。





「お姉ちゃん、ありがとね!」




お姉ちゃんに駆け寄って、手を握った。




「はいはい!!もういいから、早く用意しな!」




照れてるお姉ちゃん、かわいいな。




お姉ちゃんが言った『用意』とは……




婚姻届を出しに行く用意のこと。


私と先生は、結婚式当日に籍を入れたいと思っていたので、忙しいけど3次会の後に提出することにしていた。




運転手をしてくれる先生の弟、誠人さんはお酒を飲まずにいてくれた。


ずっと昔から友達のようなお姉ちゃんと誠人さん。



「誠人!そこ、右だってば!!」


「うるせーな、奈美!」