目隠しをされている私の手を握っているのはゆかり。
「頑張ってね、直!!」
「えーーー!全員で8人も多いよ~。難しいって!」
そう言いながらも自信があった。
先生の手……私は絶対にわかる。
「たっくん!このゲーム誰が考えたんだ?直が違う男の手に触れるのが嫌なんだけど!!違うゲームにしろよ!」
先生の声が聞こえた。
かわいい先生。
先生の意見は却下され、『手を当てるゲーム』が始まった。
「それではスタート」
私はゆかりの肩に手を置きながら移動して、8人の男性の手に触れていく。
触れた瞬間に、違うってわかる人が数人。
ちょっと似ているなと思う手も数人。
緊張した先生の手は、すぐにわかる。
感触とか、指の感じとか……
触れた瞬間にわかる。

