先生は、コンビニの駐車場に車を停めた。




「おお~!!良かった良かった!安産だったのかな。里田のことだから痛い痛いって叫んだだろうなぁ!」




友達に子供が生まれるのは初めての経験で、不思議な気持ちだった。



まだ自分自身も、子供だなって思うのに、同じ歳の依子がママになった。





「終わったら一緒に病院行くか。迎えに行くよ」



「うん!!楽しみ!!」



龍がたっくんに電話して、たっくんがゆかりに連絡したらしい。


ゆかりは、OLとして、都会へ働きに出ていた。


満員電車での通勤中に連絡をもらい、途中の駅で降りて電話をしてくれた。




ゆかりは、早退して依子の病院へ駆けつけると言っていた。





親友の赤ちゃん。


自分の子供みたいにかわいいんだろうな。