新婚旅行の最後の夜に先生に渡そうと思っていた手紙を手帳の間から出した。 次の旅行で渡そうかなとも思ったんだけど、 今…… すっごく渡したくなったんだ。 目覚めた先生のかわいい顔を見ていると、今渡したいと思った。 「先生、これあげる」 高校2年の矢沢直が書いた、新垣和人先生へのラブレター。 「何??ラブレター?」 先生は封筒を開けて、中から便箋を出した。 「びっくりしないでね。先生に告白された日の夜に眠れなくて、書いたんだ」 「……直」 先生は、手紙を読む前に私をぎゅっと抱きしめた。