らっこの国のお姫さま

「姫…。」

じぃが入り口から姫の様子を見ています。

姫は昨日からすごく元気がありません。

大好きなお友達と、急に連絡がつかなくなってしまったのです。

まるでぬいぐるみのように、ベッドの上で丸くなって動きません。


「………。」

じぃは姫の性格を知っていましたから、姫の今の気持ちが手に取るようにわかるのです。

「姫…別れはたいてい辛いものです。
姫がそれがとても苦手だと言う事も知っています。
お水だけは飲んで下さいね…。」

じぃはそう言い、クリスタルガイザーを置いてゆきました。