「“ケースバイケース”で対応します。」


「その時の状況に応じて、先生と生徒の関係を越えていいか、和丘が判断するってこと?」



「…はい。一応。」



私が返事をすると、先生は離れて、お腹を抱えて笑いだした。



「和丘って、一緒にいると本当に楽しいな!」



「そんなに笑うことないじゃないですか!どうせ、楽しいっていうより、“変な奴”とか“おかしな奴”って思ってるんですよね?」


私は、プクッと頬を膨らませる。