「どんな流れで付き合うことになったの?」


梗子は、目をキラキラさせながら聞いてくる。



「秘密!」



その一言で終了させた。



あの日のことを、説明してたら、顔が真っ赤になっちゃいそうだもん…!



「え〜っ!つまんないなあ〜!」



梗子は、残念そうに口を尖らせる。



「どうしても…ダメ?」



「ダメ。秘密なものは、秘密。」



「そっかあ…分かったよ…。」



ふう……諦めてもらえた…みたい。