「はっ…早く行きましょうよ!」


胸の中で先生に向かって話しかける私はドキドキ。



「もう少しいいだろ?」


「コンサート始まっちゃいますよ!早めに会場に入るために来たんですから!!」



「…分かったよ。行こうか!」


ポンと私の頭に手をのせた後、先生は微笑んでからホールへと歩き始めた。



なんか…先生にしては、やけに素直。



もうすぐコンサートも始まっちゃうからかな…?